結局 解決されない「タワマン節税」 Part3
3.何故 抜本的な改正ができないのか
前回の記事を読んで何故、抜本的な改正をしなかったのか。
そう思った人は多いんじゃないでしょうか。今回はそこをお伝えします!
まず、マンションの評価がそれほど簡単ではないということ。
改正をしなかったのではなく、できなかったが正しいでしょう。
世間ではタワマン節税が親の仇のように声高に叫ばれていました。
政府としてもそれを放置するわけにはいかなかったので、この程度の改正で
お茶を濁しただけということです。
では、具体的に何処がどのように難しいのか。
第一に高層階の方が低層階より眺望が優れているといいますが、隣地に同程度の高さの
マンションが建ってしまったら眺望は一気に遮られ、従来の快適さは著しく阻害されます。
また、同じマンションでもその部屋が南向か北向かで実際の販売価格は異なり、更には
角部屋か否かによっても価格は異なることとなります。
つまり、決して高層か低層かだけの問題ではないということは誰の目から見ても明らかですよね。