積水ハウスの米国進出は木造軸組構法で
アメリカの住宅のお話です。
2022年の米国住宅市場では、住友林業は1万戸、大和ハウス6000戸、積水ハウスは4000戸でした。
しかし、積水ハウスは社長の「米国の戸建て市場で唯一無二の存在に」という思いより、米住宅メーカMDC社を7200億円で買収し、4000戸から1.5万戸となり一気に日本社のトップになりました。そして米国ランキングでは21位から5位となりました。
買収したMDC社は米国流ツーバイフォー工法ですが、積水は日本の木造住宅を広めるため、木造軸組工法「シャーウッド」を米国でも取り入れています。
シャーウッドは断熱性や防火性能、バリアフリー等の素晴らしい技術が詰め込まれた工法です。
積水ハウスの社長は「この技術を日本だけにとどめるのはもったいない」と考え、米国でもこの工法を使って住宅を建てることにしました。
日本の技術が世界で認められる日本人としてかなり嬉しく思います。