大切なものは自分で守る
以前、テレビのニュースで相続税の節税ビジネスが過熱していると放送されていました。相続税が500万円と聞いて借金5,000万円で賃貸併用住宅を建築。2階に賃貸2部屋としました。子供は娘が二人です。
500万円の相続税の為に5,000万円の借金?500万円を払える算段して借金しない方が安心では?娘二人での遺産分割は大丈夫?人ごとながら心配になってしまいます。皆さんはどう思いますか?
せっかくの退職金を節税対策につぎ込むなんて、私にはとても考えられません。
それなら孫に気前よくお小遣いをあげれるおじいちゃんおばあちゃんになりたいものです。
10数年前に特優賃という賃貸建築ブームがありました。
「公的制度だから安心」と営業され、地主の無謀賃貸住宅が乱立し、予想通り制度破綻で今は空室だらけとなっています。
資産家姉妹が借入返済できず電気も止められ餓死するというニュースもありました。
相続税が「目的」で投資建設は「手段」のハズですが、投資建設受注を「目的」とする側には相続税は「手段」です。
皆さんの相談相手は「目的」の専門家?それとも「手段」の専門家?
大切なものは自分で守るしかないのです。
他人任せのツケはいつか必ず回ってきます。
東京オリンピック閉幕の頃より「相続税対策による破綻」が始まり、新たな破綻処理ビジネス幕開けするかもしれません。