ある地主さんの失敗2
多くの地主さんの経済観念は不思議です。
10万円までのお金には細かくて 支払いに厳しいのですが、億円を超えるお金
にはおおらかで あまり細かいことを言いません。
専門家への相談料数万円をケチります。
なので建設会社や銀行が主催する無料相談会に行きます。
タダのものは有効に使ったらいいでしょう。
そしてタダで相談して気がつくと何億円の建物を発注してしまっているんです。
10万円までは数えられるので厳しくなり、億円になると見たこともない・分からない
金額なので大雑把でお任せ、とういことになります。
主催者から見ればとても良いお客様です。
主催者として専門家に払う日当などわずかな営業経費なんですから。
専門家には職業倫理があります。
主催者から日当をもらっていてもお客様に嘘はつきません。
但し、考え方次第で方向性が変わることはよくあります。
そんな時には「お客様」の利益になるアドバイスをするでしょう。
分かりますか?専門家にとって誰が「お客様」なのか。
もちろん日当をいただく建設会社や銀行が「お客様」です。
そうして何億円のプロジェクトが動き始めます。
タダほど高いものはないのかもしれませんね。
大きな財産について悩んだら10万円までの小さなお金にはおおらかに、
数億円のお金には細かく厳しく、間違えないようにしていただきたいです。