相続について
ドラマに出てきそうな相続の話です。
資産家 Yさんが死去。
相続人は 配偶者と子供が 2人(姉妹)です。
法定相続分での分割協議も終わって、円満な相続のはずでした。
Yさんの相続から少しして、今度は遺族の中で姉妹の最も若い 妹Aさんが死去。
Aさんには子供が なく、相続人は 夫が2/3とAさんの母親が1/3になります。
これが法定相続分です。
法定相続分とは、相続人同士の話し合いでは結論が出ない場合の法律上の目安と考えると良いかと
思います。
話を戻すと、Aさんは専業主婦で 自ら築いた財産はありません。
Yさんから相続した財産が 全てです。
Yさんからすると、Aさんの生活に役立つなら嬉しいはずです。
でも、Yさんからすると血の繋がりが全くない他人、Aさんの夫に移るのです。
Aさんの夫からすると まさに棚からボタ餅、相続したくてしたわけでなく女房の実家の財産の2/3も
相続することとなり、青天の霹靂(へきれき)だったことでしょう。
Aさんの夫からすると、この場合の相続する単位が 1桁 2桁違ってくれば いくら 要らないと
言っても 気持は変わるだろうし、人間性まで変わってしまうということになるのではないでしょうか。
皆さんの周りでも、こんなことって 実際に起こることはゼロではないかと・・